中屋万年筆の蒔絵      last up date 2005/04/25




中屋の蒔絵

 中屋万年筆では、Hardwareとしてのペン先・ペン芯・軸全体のバランスなどに細心の注意を払いながら、
同時に外装面での美しさを、常に追求してまいりたいと考えております。 特に蒔絵の万年筆については、
創業以来、海外のお客様よりご要望がありましたし、また中屋としましても上記の理由から、最も関心のある
分野でした。

万年筆に蒔絵を施すにあたり、私共では、そのベースとなる
しっかりとした『塗り』が出来る技術を伝統の輪島に求め、
また、その塗りを最大限に引き出し得るキャンバスとして、
漆の吸収が適度なエボナイトの選別を始めました。
これらの準備の後、塗り、溜塗、呂色仕上げ等の試作から
最初の蒔絵万年筆が仕上がるまでにさらに1年半を費やし、
ここにようやく中屋としての蒔絵万年筆を発表させていただく
ことになりました。

 → 蒔絵製作の様子

 輪島の蒔絵職人と中屋の職人とのコラボレーションによる、
見れば見るほど、使えば使うほど味が出る細かい細工を施した本格的な蒔絵万年筆。今後も世界に誇れる
日本の伝統の美を追求していきたいと考えております。

文様については、日本の古来からあるものを取り上げております。テーマ別に、日本の古典芸能、
日本の伝統的花鳥風月、そして日本文化の源流になる大陸中国の吉祥の3シリーズに致しました。
それぞれのモチーフに最もふさわしい塗りと蒔絵技法(研ぎ出し、高蒔絵、ぼかし等の精緻な技法)
を選別して、製作しております。

<古典芸能シリーズ>
 歌舞伎・能・謡曲等、日本の古典を蒔絵の画題としたシリーズです。
日本の古典に連綿と育まれた独自の美意識や思想は、文化ともなり、現代に伝えられています。
描き出される様々な名場面が、走馬燈のように脳裏に深く映り込み、ゆっくりと、いにしえの世界へいざない
ます。 それはある意味、この万年筆を持つ人だけの特権といえるでしょう。

天女の羽衣
獅子の児(こ)落し
『羅生門』 大雅 作
     
  
<吉祥シリーズ>
 古来より人は、人生における理想の幸福を求め続けてきました。中国では 「人徳」「天命」「長寿」「無病」
「 財力」を五福といい、冨を得、健康で長生きし、徳を修め天寿を全うする事が人間の幸せであると言わ れてい
ます。日本にも五福が伝わり、様々な形で縁起をかつぎ、あやかりました。
その形と模様は現在も受け継がれ、人々の心の支えとして親しまれ、生き続けています。
       
菊づくし
九鹿
牡丹唐草
南天唐草
玄鯨宝柱
昇り龍
鍾馗鬼やらい図
『猿猴捉月図(えんこうそくげつず)』
『竹虎図』
鳳凰
琉球 堆錦(ついきん) 飛龍
  
<日本の風情・花鳥風月シリーズ>
 日本の自然美・四季の風情を表現する言葉に、「花鳥風月」があります。
日本の美意識の 根元的な部分には、この心が脈々と流れ、受け継がれております。
小さなキャンパスである万年筆に、美しい日本の心と、花鳥風月の世界を描き出し、
四季折々の風情をご堪能戴けるような作品に仕上げました。

槙(まき)蒔絵
川蝉(かわせみ)
古代秋草
牡丹
琉球紅型




中屋の「蒔絵万年筆」は、ご要望により、銘と番号を記しております。



中屋の「蒔絵万年筆」は、210,000円以上の商品につきまして専用の桐箱に入れてお届けいたします。



緑の中敷の下にはインクなども入れるスペースを作っています。
拡大画像は、こちらでご覧頂けます。

 


◆蒔絵のスペシャルオーダー(特注)につきまして
蒔絵の特注を承ります。詳しくは、こちらのページをご覧下さい。


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