重要無形文化財(人間国宝)の志村ふくみ様の芸術精神と、その技術を継承したアトリエシムラとコラボレーションさせて頂いたものです。
懐紙入れをイメージし、銀鼠色の正絹を使用した万年筆入れです。大切な万年筆を傷つけないよう、内側には柔らかな生地を使用しています。
笹止めを金属で製作し、A6サイズのメモパッドが入るポケット付きです。
ペン収納時のサイズ(手作りのため、寸法については若干の誤差はございます)
縦: 177mm
横: 116mm
※この商品は正絹・銀鼠の布地はアトリエシムラ様の制作によるものです。
・・・それほど複雑微妙な鼠色はいくら染めても飽きのこない尽きぬ情趣をもっていて、
それが「和」「静寂」「謙譲」など日本人の好む性情にぴったりなのでしょう。
(中略)
常に伏兵であり、援軍であり、あらゆる色の調整役をつとめてくれました。
鼠色は己を殺して、他を生かし、あらゆる色をやさしく包みこんでくれます。・・・
(出典:志村ふくみ 『一色一生』求龍堂 1982年)