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シガーポータブル　秋津島

トンボが飛び回っている様を白檀塗りに夜香蒔絵で描きました。
デザイン名の秋津島とは大和国の異称で、秋津はトンボの古称です。
夕闇の林の中、無数に飛んでいるトンボというイメージでデザインしました。
トンボが飛んでいる様子を１頭ずつ丁寧に描いてあります。
カバー部分にもトンボが描かれています。
夕闇のイメージを表現する為にベースは飴色の白檀塗りにしました。

白檀塗は、ベースを黒で塗り朱合漆などの透明な漆を塗り銀の消粉を蒔いてから、もう一度透明な漆を全体に塗って仕上げます。
溜塗りよりも明るく光の当たり具合で微妙に揺らぐ反射光が美しい塗りです。
『夜香蒔絵』とは溜塗りをベースとして黒漆で盛り上げてモチーフを描く技法で中屋オリジナルの呼び方です。 溜塗りの背景が経年変化で明るくなると黒漆で描いたモチーフがよりはっきりと浮かび上がってきます。

シガーポータブル　中秋狐

狐と月を溜透かしで描きました。白い毛を表現するのに、溜透かしの上に銀粉を乗せるだけですとその部分だけ浮き上がって見えてしまいます。そのため、狐を溜透かしで描いた後に更に朱合漆で全体を盛り上げ、少しふっくらとしたレリーフ状に仕上げてから腹部と尾の先に銀粉を乗せて白い毛を表現しました。ススキは夜香蒔絵で描いて奥行きを出しました。
カバー部分にも狐の足跡を溜透かしで描きました。

シガーポータブル　フクロウの森

白檀塗りに夜香蒔絵で多様な梟のモチーフを全体に散りばめるように描きました。
色々な梟が森の中で自由に過ごしているイメージです。
カバー部分には梟の羽のモチーフを夜香蒔絵で描いてあります。

白檀塗は、ベースを黒で塗り透明な漆を塗り銀の消粉を蒔いてから、もう一度透明な漆を全体に塗って仕上げます。
溜塗りよりも明るく光の当たり具合で微妙に揺らぐ反射光が美しい塗りです。

≪自然素材の色漆を使用しているため、仕上がりの色合いが若干異なる場合がございます≫

シガーポータブル　金魚

金魚と水草のモチーフを蒔絵で描きました。金魚は朱金と銀の研出しに鱗や鰭の筋を金で、目は銀地に黒で描いています。
泡や水草も蒔絵で繊細に表現しています。
黒をベースにすることで金銀を用いた蒔絵の美しさが際立ち高級感のある仕上がりになりました。

シガーポータブル　薔薇

漆の定番色である「朱」をベースに象牙の白（アイボリー）を使い、薔薇のモチーフを描きました。
江戸時代に朱色で装飾を施した象牙の櫛や簪から着想を得たデザインです。薔薇の花や蔓と背景の赤(朱)のバランスに注意しながら描いています。
薔薇のモチーフを伝統色で描いたことでレトロモダンな雰囲気のある美しい仕上がりになりました。

シガーポータブル　銀桜

桜は日本人には馴染み深い伝統的なモチーフですが、モダンな感じに仕上がりました。桜の樹皮のディティールが程良いアクセントになっています。
背景が黒なので絵柄がより鮮明に見えます。

シガーポータブル　銀竹

ベースカラーを深い緑色の漆塗りにして、銀粉で竹を付け描きしています。地色の緑と上に勢いよく伸びていくように竹を描くことで、伝統的なモチーフの中に強さと若々しさを表現しました。
竹は古くから縁起物とされ、青々としてまっすぐ伸びる様子から、子孫繁栄を意味し、清浄な植物というイメージがあります。西洋でも長寿や若さ、強さを象徴する植物と言われています。

ライターポータブル　梅尽くし

軸全体に梅の花を描き、梅の転がり止めをつけ梅尽くしにしました。

シガーポータブル　クローバー唐草

天色ベースにクローバーの唐草文様を緑で描きました。青空に向かって伸びる新緑のクローバーというイメージで、爽やかな若々しさと可愛らしさが表現されています。
唐草文様とは、葉や茎、または蔓植物が伸びたり絡んだりした形を図案化した植物文様の日本での呼称です。唐草という植物があるわけではありません。

シガーポータブル　パルメット

ベースカラーは白漆で仕上げ、黒漆で唐草模様の蒔絵を施しています。熟練された高度な技術で曲面に曲線の文様を描きました。白地に黒の文様がくっきりと際立ちシンプルで洗練された印象です。
パルメットとは棕櫚(ナツメヤシ）の葉をデザイン化した植物文様のひとつです。2本に分かれた渦巻の分岐点を中心に扇形にひらいた形をいいます。 パルメット文様は古代エジプトのロータス系文様が起源だと言われており，色々な地域や時代に渡って展開した唐草文様の重要なモチーフとなっています。
唐草文様とは、葉や茎、または蔓植物が伸びたり絡んだりした形を図案化した植物文様の日本での呼称です。唐草という植物があるわけではありません。