金継ぎ仕様のご案内
金継ぎ(きんつぎ)は、日本で古来お椀などの陶磁器が割れてしまったり、欠けてしまったりした場合に漆によって貼り合わせるなどをして繕っていた修復の方法です。
当時高価だった陶磁器を接着剤として漆でつないで再利用していましたが、ありのままを受け入れる茶道の精神と、それを逆にアートとして楽しむ風潮にもなり、この日本独特の文化に現在ではサステナビリティーの世界の潮流も相まって注目を増しています。
私達中屋では、万年筆がずっとお客様に寄り添っているからこそ起こる、
色々なアクシデントで修理やペン先の再調整のご依頼を頂きます。
お客様との再会と、その万年筆の状態を確認できる喜びと共に、軸の小さな箇所に損傷を拝見します。
その際、中屋では今迄お客様に単に損傷部分を塗り込んで修復をするのではなく、お話しをして漆万年筆版の金継ぎの提案をさせて頂きご好評を頂いております。
今般、この金継ぎのコーナーを新設し、皆様にも今迄の事例についてご紹介させて頂くことと致しました。
新規でご注文の場合は金継ではなく、金継風蒔絵を施す事となりますのでご了承ください。
今迄の金継ぎの施工例
シガーモデル・ピッコロの場合(画像は金継風蒔絵になります)
*下記に表示されている価格は全て参考価格となっております。ご注文いただきました後正式にお見積もりいたします。
- ①留め具
- 銅板を糸鋸など小さな工具で切り、鎹(かすがい)の様な形に
作り込んだこの留め具を埋め込んで漆で固めます。
- ②継ぎ目
- お茶碗の割れ目・裂け目を継いだ部分です。消粉を使用します。
金色の場合 |
: |
4,400円~ |
銀色の場合 |
: |
3,080円~ |
黒(炭)の場合 |
: |
1,760円~ |
- ③欠け埋め
- 欠けてしまった部分を埋めます。丸粉を使用します。
金色の場合 |
: |
13,200円~ |
銀色の場合 |
: |
8,800円~ |
黒(炭)の場合 |
: |
6,600円~ |
- ④継ぎ目
- 一本ではなく複数の場合ですと、消粉を使用します。
金色の場合 |
: |
30,800円~ |
銀色の場合 |
: |
22,000円~ |
黒(炭)の場合 |
: |
15,400円~ |
金継ぎのご注文
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